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ドゥリマイテック社のカップリングは従動および駆動側の軸を接続し動力を伝達するために使用します。
ドゥリマイテック社のカップリングには様々な軸の固定方法を選ぶことができます。
ドゥリマイテック社のカップリングの材質は腐食しにくく、軽量でかつ高剛性のアルミニウム合金
(ジュラルミン) 製の製品がありますので、より軽量でイナーシャの小さい回転システムを構築することが可能となります。
※DRB, DRBS, DOH, DOHS, DJC, DJCS, DRG, DRGL など 但しDRN, DRJ, DRPを除く
軸との固定方法について
セットスクリュータイプと2種のクランプタイプをご用意していますので、最適な形式を選択できます。
形式によっては、入、出力軸ごとに異なったタイプや軸径を選んで組み合わせることができるタイプもご用意しております。 |
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カップリングに選定に必要な計算に、トルク、動力、回転数の関数として下記の式が使われます
T [N·m] = 9550x動力P [kW] / 回転数N [min-1]
動力の変動による選定係数 K
伝達する動力に変動がある場合、変動の種類により係数Kを乗じた値より大きい定格伝達トルク性
能を持
ったカップリングを選定する必要があります。
変動なし ~ 変動少い : K=1.5 ~ 2.0
中変動 ~ 大きな変動 : K= 2.0 ~ 2.3
動力変換効率、伝達効率η
消費される側の動力がわかれば、供給する側の動力は効率によって、より大きな動力を必要とします。
カップリングの選定は、供給側の動力値より大きい定格伝達トルク性能を持ったカップリングを選定します。
例として、通常の歯車駆動の場合、伝達効率が低いため、より大きな動力が必要になる場合があります。
供給動力 PO[kW]=動力変動係数 Kx消費動力 PS[kW] / 効率 η : η < 1.0
カップリングの定格伝達トルク > 供給動力から求めたトルクで選定します。
但し、サーボモータの場合は、起動、停止時に加減速制御を行うため、瞬間的に非常に大きなトルクを
発生する可能性がありますので、サーボモータの最大起動トルクに1.5 を乗じたトルクより大きな最大伝
達トルク値のカップリングを選定します。
カップリングの最大伝達トルク > サーボモータの最大起動トルクX1.5
定格伝達トルクか最大伝達トルクのいずれか大きな値でカップリングを選定します。 |
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カップリングには動力のほか、使用される回転数、接続する二本の軸間にある偏心、偏角、エンドプレ
イなどにも考慮して選定します。
回転数については、カタログ各形式ページにある表の最大回転数より低い回転数でご使用ください。
偏心、偏角、軸方向変動につてはカタログ各形式ページにある表に許容値を記載していますので、この
値以下でご使用ください。 |
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カップリング形式には、上記を許容しないものもありますのでご注意ください。 |
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ねじり剛性(ねじりばね定数)
送りねじ機構で固有振動数(危険速度)はカップリングと軸のねじり剛性から計算することができます。
送りねじ軸とカップリングの合計の剛性 kt は、 |
1 / kt = 1 / ks + 1 / kc
(直列接続) |
ks : ねじ軸の剛性 [N・m/rad]
kc : カップリングの剛性 [N・m/rad]
Ji : 入力軸側のイナーシャ [N・m2]
Jo : 出力軸側のイナーシャ [N・m2] |
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この kt と、入出力軸それぞれの側のイナーシャ Ji, Jo から、固有振動数Fdは、
Fd=0.5·(1/ π)·{9.8·kt·(1/Ji + 1/Jo)}-2
で求めることができます。 |
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慣性モーメント(イナーシャ)とは、回転体の慣性のことで、回転体に回転トルクTを負荷したと
きに回転の難易さを表わします。
DURIMITECカップリングの多くは、軽量材を使用したコンパクト設計であるため、動力伝達においては
通常無視できる値ですが、
起動トルク計算などにおいて、多段で使用する場合や、系全体の厳密な振動
計算を行う場合などには、カタログ各表に各形式ごとの値を記載していますのでご参照ください。 |
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