1. 雄ねじ軸を清浄にします。
2. KAN ナットの各ボルトを弛めます。
3. KAN ナットを雄ねじにねじ込み、端面とのすきまが1~2mm 程度になるまで閉めこみます。(図1)
4. KAN ナットのボルトを対角線に均等に締め付けていき、ナット端面の倒れに注意しながらすきまを減らしていきます。(図2)
5. 次に必要な軸力の3-5倍で可能な範囲の力でKANナットを締め付け、仮組をします。
注意) この作業はナットの初期化に重要な作業です。
6. 一旦弛めて再度端面の倒れに注意しながら、ボルトを対角線にかつ均等に締め付けていきます。
この時、KANナットがようやく回る程度まですきまを減らしていきます
7. KANナットを適切な軸力で締め付けます。
8. 全てのボルトを対角線にかつ均等に規定値のトルクで締め付け、軸に固定します。(図3)
9. さらに必要な箇所のボルトを微調整することで軸の振れを取り、芯出しを行う場合がありますが、その場合はボルト弛めすぎ
ないように、作業終了時にかつ全てのボルトにテンションが掛かった状態であることを確認してください。 |